Dear

おきなべさんのリクエストにお応えして…
長女の書いた平和の詩
内緒で投稿です
ε=ε=┏( ・_・)┛


『輝く未来』

青い海　青い空　緑の楽園
沖縄という美しい島
66年前
青い海は赤く染まり
青い空から鉄の雨が降り
緑の楽園は火に包まれていた

戦争

このたった二文字の裏にある
悲しみ
苦しみ
残酷さ

「ただ逃げるだけだったさー」
いつか聞いた　おばあちゃんの言葉
いきるために逃げる
食べ物も飲み物もないなか
ただひたすら逃げる
米軍にみつからないように
息をひそめて隠れる

考えたこともなかった
でも66年前にあったこと
作り話ではなく　実際に
この沖縄であったこと
そして　今もなだ
遠く私の知らないところで
私より小さい子たちが
生きるために走っている
日本だから大丈夫
私は関係ない
そう思っていた
でも
目を逸らしてはいけない現実
私の住む沖縄で
実際あったことだから
私の住む地球で
実際おこっていることだから

日本人として
沖縄の人として
小さいころから教えられてきた
「戦争は絶対だめ」
「平和な町をつくっていかないと」
大事な教え
しかし今日も
戦闘機が飛んでゆく
だめと言ったはずなのに

私が生まれる前からずっとあった
フェンスという国境線
この国境線の向こうでは
今日も戦争の準備が進んでいる
空から爆音が聞こえて
目の前には基地が広がって
そんな光景が
当たり前になってしまった沖縄
　
毎日のように報道されている
基地問題
どこに埋まっているかもわからない
不発弾
そんな状況が
普通になってしまった沖縄
でも
当たり前じゃないから
普通じゃないから

今から考えていく
沖縄の未来
もう二度と繰り返さない
66年前の叫びを忘れずに
これから先の未来が
明るく輝くように